11月某日、ご家族とスタッフの交流会を開催しました。 

 

私たちスタッフが日々ご利用者さまやそのご家族と関わる中で、大切な人を失ったご家族にどのような声掛けをしたら良いのか、どうしたらご家族の苦悩 を少しでも軽減できるのか悩んでいるスタッフが多くいました。そこで、ご家族の方々にお声掛けをし、これからの人生を生き生きと過ごすことが出来るよう、この会がその一助になればと願って、昨年より、遺族会を企画しました。 

昨年は、ご住職にお話していただく時間を持ったのですが、スタッフ全員で悲しみへのケアについて学び、「ゆっくりお話をして気持ちを分かち合う時間が大切」との思いから、今年はグループでゆっくりお話をする会としました。 

また、参加しやすい雰囲気になるよう、会の名前を「遺族会」から、「ご家族とスタッフの交流会」としました。 

 

 

少人数のグループに分かれ、故人との思い出やご家族の気持ち、お看取りされた時の気持ち、その後の気持ちの変化、ご家族の近況などを語り合いました。 

 

 

とても和やかで、涙あり、笑顔あり、ご家族、スタッフが互いにじっくりお話を聴くことができ、温かい会になりました。 

スタッフにとっても、関わってきたご利用者様やご家族への想いを巡らせ、大切な時間になりました。 

 

また、交流会のお土産に、社会福祉法人ゆずりは園が運営しているパン屋さん「パパゲーノ」のクッキーを用意しました。素朴で美味しいクッキーを、パパゲーノのスタッフの方が、当日に届けてくださいました。地域の方々と交流できたことも嬉しかったです。 

 

参加してくださったご家族や協力してくださった地域の方々にスタッフ一同感謝申し上げます。 

ありがとうございました。 

 

「ご家族とスタッフの交流会」が、少しでも、ご家族にとって心の拠り所になることができればと願っております。