9月の事業所内勉強会のテーマは「保育士の取り組み」でした。

(※ここ数カ月は事業所間での行き来は最低限にしており、勉強会もZOOMを通して行っています)

 

療養通所介護まことで勤務している保育士は、これまで幼稚園や保育園で経験されてきて、

保育士として大切にしてきたことや

子どもたちとのかかわりの中でどんなことに気を付けているのか、そして児童心理(発達心理)を理解するために

どんなところを観察しているのかなどを実体験を踏まえて話してくださいました。

本当は、コロナ禍でなければみんなで集まって、実際に発達に沿うおもちゃで遊んでもらって、遊びの楽しさを感じてもらいたかった~!と話していたのですが、今回それが叶わないので、少しでもこどもの気持ちが伝わるように

1冊の絵本を読み聞かせしてくれました。

「けんかのきもち」

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抑揚をつけて読む保育士さんの読み聞かせはさすがプロ!

(娘への読み聞かせのクオリティーとついつい比較してしまい、純粋にすごいなぁ、と思いました!)

この本を通して、強がったり思いがけず突き放すような言葉が出てしまうこともあるけれど、その時々の感情に耳を傾けることの大切さだったり、

こどもの心理にはとても興味深いものがあり、けんか1つにしてもドラマがあることなどを教えてもらいました。

 

こどもの興味のあることや好き嫌いを知ろうとするときにも、

嫌いがやらない、苦手ではない、そのときやらないだけかもしれないという意識を常に持っていることが

大切であることを学びました。

 

療養通所介護まことでは、自分から主張できる子が少ないので、

ボールや風船などの道具を使いながらコミュニケーションの取り方を工夫したり、

看護師さんやリハビリスタッフにどの程度の事ができてどこを気を付けなければならないかを

事前に情報収集しながら、刺激に対してどんな反応を示してくれるかをよく観察して関わっています。

また、児の個性に合わせた個別目標、年間計画を作成して、就学や社会に出たときなど少し先を見据えて

そのためにまことでできることを考えてくださっています。

 

医療的ケアのある児が社会性を身につける機会はまだまだ限られていますので、

まことが社会性を身に付けられる一つの場所として、つなぐ役割になれたら嬉しいですね!

 

学びの多いお話をどうもありがとうございました!!

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文責:山中